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海洋散骨のメリット・デメリット

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2021.02.16

こちらのページでは、海洋散骨のメリットとデメリットについて詳しくご説明いたします。

海洋散骨の種類

海洋散骨には、主に以下の4つの形態があります。(価格が高い順)

1. チャーター散骨
船を貸し切って、ご家族様ご自身の手で散骨を行う形態です。

2. 合同散骨
船にいくつかのご家族様が同乗し、散骨を行う形態です。

3. 代行チャーター散骨
船を貸し切り、特定のお客様のみの散骨を業者が代行する形態です。

4. 代行合同散骨
複数名様分の散骨を、業者が代行する形態です。

私たちは、4番目の「代行合同散骨」という形態を専門に行っております。
代行合同のため、お客様に一緒にご乗船いただくことはございません。
お客様が乗船されないかわりに、私どもが責任を持って散骨いたします。

海洋散骨が選ばれる理由

海洋散骨が選ばれる理由は個々人の事情によりさまざまです。
代表的なものとしては、下記の理由が挙げられます。

●海や自然が好きだから。
●お墓は必要ないと思っているから。
●お墓を建てても跡継ぎがいないから。
●子や孫に負担をかけたくないから。
●「自然に還る」ことが理想的だと思うから。
●費用をかけたくないから。
●長い間自宅や納骨堂などで供養して気持ちの整理がついたから。

ご家族の葬儀に関して、「本人が『散骨をしてほしい』といったらそうしたいと思うか?」という問いに対し、約55%の方が肯定的だと回答しています(一般財団法人冠婚葬祭総合研究所「葬祭等に関する意識調査」2016)

時代の流れとともに家族構成や価値観が変化し、現在では、海洋散骨を含む「自然葬」ではなく「宇宙葬」というものも存在するようです。葬送の形態が多様化しつつあります。

また、核家族化が進行した現代においては、「先祖のお墓に入る」という選択をする世帯はごく少数です。そのため、仮に自分がお墓を建てたとしても、将来的に子世代が同じようになるのでは、「お墓を建てる意味がない」ということになってしまいます。

こうした背景から、「手元供養」を選択する人や「従来のしきたりにとらわれず、自分たちらしく見送りたい」という方が増えてきているのではないでしょうか。

海洋散骨のメリット・デメリット

代表的な海洋散骨のメリットとしては次の3点が挙げられます。

【メリット】
●安い、維持費がかからない。
●特に高齢や遠方の場合など、お墓参りの負担がない。
●昨今の自然志向・エコ志向にマッチする。

一方で海洋散骨にはデメリットもあります。代表的なものは次の3点が考えられます。

【デメリット】
●全部散骨してしまうと取り戻すことが不可能。
●墓標がないため、祈りの対象がない。
●まだまだ一般的に浸透しているとはいえず、親族間で理解を得ることが難しい場合がある。

散骨は経済的なメリットが大きい反面、安易な散骨は後々の後悔や親族間のトラブルにもつながりかねません。

メリット・デメリットをしっかりとご理解のうえ、ご親族の皆様で十分に話し合い、合意を得たうえでお申し込みください。

海洋散骨当日の流れ

海洋散骨の当日の流れについてご説明します。

●船で新潟県の沖合約7kmに出ます。
●船上に祭壇を設け、生花を手向けます(献花)。
●沖合7kmの船上で以下の手順を人数分繰り返します。

1. 祭壇中央までご遺骨をお連れします。

2. 一礼し、黙とういたします。

3. 散骨直前のお写真を撮ります(散骨証明書に使用します)。

4. 真空パックの封を切り、散骨させていただきます。

5. 散骨直後のお写真を撮ります(散骨証明書に使用します)。

6.再度深く一礼し、終了となります。人数分の散骨が終わりましたら、手向けた花から花びらだけを取ります。
その花びらを波間に散らし、故人皆々様のご冥福を祈り最後に深く一礼します。

帰港して終了となります。

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